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妊娠中の極端な体重制限には要注意!?

お腹で動く赤ちゃんを確かめながらソファで横になる妊婦

最近では、お腹に赤ちゃんのいるママ向け雑誌でも、モデルさんを起用して、妊娠中もスリムでい続けることが素敵という記事がたくさん載っています。

このような背景もあって、妊娠中も極端に食事を制限してダイエットするママが増えているんですね。

しかしながら、ママの栄養摂取不足は、そのままお腹の赤ちゃんの発育に影響してしまいます。実際に日本の平均出生体重は、年々減少しているのが現状です。さらには、低出生体重児の割合は数十年の間に倍増していて、ママの栄養環境の変化が大きいと考えられています。

飢餓などで治安の悪い国を除いて、出生体重がこれほど急激に落ち続けている国は、日本以外にはないんですね。

小さく生まれた赤ちゃんは生活習慣病になりやすい?

妊娠定期健診で聴診器をお腹にあてている様子

赤ちゃんが小さく生まれることで、ママのお産は少し楽になるかもしれません。しかしながら、低出生体重児は将来、糖尿病や肥満・高血圧などの生活習慣病にかかるリスクが高くなることが、近年の調査・研究でわかってきています。

お腹の中にいる間、ママから送られてくる栄養が少ないと、赤ちゃんの身体は栄養を少しでも蓄えておこうと働くようになります。その結果、太りやすい体質をもって産まれてきやすくなるんですね。

しかしながら、現在でも厳しい体重制限を課している産婦人科の先生もいるようです。確かに太り過ぎてしまうと、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群になりやすく、出産時のリスクが高くなるのは確かです。

適度な体重管理は必要になりますが、スリムな体型をキープするために過度な食事制限・ダイエットをすることは、赤ちゃんの将来的な成長に大きく影響することを忘れないようにしたいですね。

妊娠中の適切な体重増加量について。

お腹の赤ちゃんに声をかけるママと将来のお兄ちゃん

戦後は日本でも、妊娠による体重増加は8kgまでという通説が広まり、現在でもまだそれを信じて、厳しい食事制限を要求している先生もいるようです。

しかしながら近年では、妊娠中は適度に体重は増えた方が良いと考えられるようになり、母子手帳にも望ましい体重増加量の表が記載されるようになっています。

大きめの赤ちゃんは、お産は少し大変になるかもしれませんが、将来的な赤ちゃんの成長という意味では、健康な子に育つことがほとんどなんですね。

体型別の推奨体重増加量

 

非妊娠時BMI

{体重÷(身長x身長)}

18.5未満

(やせ型)

18.5〜25.0

(普通)

25.0以上

(肥満型)

推奨体重増加量

(全妊娠期間)

9〜12kg

7〜12kg

(個別)

推奨体重増加/週

(妊娠中期〜後期)

0.3〜0.5kg

0.3〜0.5kg

(個別)


上の表のように、妊娠中の理想的な体重増加量については、お腹に赤ちゃんができる前のママの体型によって変わってきます。BMIという、体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))で算出される数値によって分けられています。

このような表を見ると、どうしてもその上限ばかりを気にしてしまいがちですが、やせ型のママが多い日本では、下限の体重に気をつけて、赤ちゃんのためにしっかり栄養を摂りましょうというのが実情なんですね。

少し前までは、お腹に赤ちゃんができたら二人分食べましょうということが言われてきました。現在では、それは少し言い過ぎと考えられていますが、やせ型で普段から少食のママはそのくらいの意識が必要かもしれませんね。

積極的に摂りたい栄養素って?


産まれてくる赤ちゃんを第一に考えた食生活を。

お腹を摩りながら赤ちゃんに語りかける出産前のママ

美容意識の高まりによって、妊娠してもスリムなままでいたい・産後太りはかっこ悪いという考え方が広まりつつあります。

もちろん、過度なカロリー摂取や体重増加は負担になりますが、赤ちゃんが必要としている栄養はバランス良くしっかり摂ることが大切です。ママにも少し脂肪がついてしまうかもしれませんが、妊娠中はホルモンの影響もあって、お肌もキレイになって美しいんです。

少しふっくらと見えたとしても、そのとき放っている幸せホルモンは、周りの人も幸せにしてくれるんですね。

産後は母乳をあげることで、体重も自然と戻っていきますから、妊娠中は適度にふっくらするくらいの心持ちで、赤ちゃんの栄養を第一に考えてあげるようにしたいですね。

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